化学実験の延長線上としての銀塩写真の楽しみ方
化学実験の延長線上としての銀塩写真の楽しみ方
はじめに
この記事は【2nd Roll】カメクラが沼へ誘う Advent Calendar 2021の12月16日分の記事になります。
【2nd Roll】カメクラが沼へ誘う Advent Calendar 2021 の企画趣旨
今年もアドベントカレンダーの時期がやってきました。
このカレンダーの企画趣旨は以下の通りです。
今年もあっという間にこの時期がやってきました。
皆さんはコロナ禍のカメラライフをどの様に過ごしましたか?
(僕はカメラも買わずブログも書かずそっと一年が通り過ぎてしまいました…)カメラや写真関係の事ならなんでもOK
撮った写真を自慢するもよし、ひっそりと手放したカメラに懺悔するもよし。参加資格はブログやnoteなど、自分のメディアを持っている事だけ。
カメクラ・カメラブロガーのみんなで2021年を振り返りませんか?みんなでカメラブログを盛り上げましょう!!
といったところで、このカレンダーには姉妹カレンダーである【1st Roll】カメクラが沼へ誘う Advent Calendar 2021もあります。
前の日の記事はshirofilmさんの(現時点で未定)です。
なぜ現像を自分でしようと思ったのか
私は、高校時代化学部にいました。
文系ながら火薬作りなどのいろいろ怪しい実験をしたりして楽しんでいたのですが、当時は写真が化学反応を使って作られているものだとは思いもよりませんでした。
なんだかんだで銀塩写真にとりつかれ、そして一昨年の年末に現像をはじめるようになったわけですが、まさか自分で現像するようになるとは思いもよりませんでした。
やっぱり、化学実験みたいで楽しいのです。薬品を調合し、定められた処理を行い、フィルムを得る過程はすごく楽しいと思います。
しかし、最近はフィルムの種類が減り、フィルム代が高くなり、もちろん現像薬品も品薄の時期が続くなどいろいろと苦しい日々が続きました。さらにはプログラミングに物書きにといろいろと忙しくなったこともあり、今年は思ったように写真が撮れませんでした。
今年の現像まで行ったフィルム写真の作例……がなかった
では、今年現像まで行ったフィルム写真の作例を紹介します……と言いたいところですが、現状全く現像できていません。急ぎ現像したいところなのですが……。
自作の簡易色変換ツール、DarkroomとAnshitsuの紹介
そのかわり、Pythonで取り込んだ画像の色を変換するAnshitsuというツールを開発中です。もともとDarkroomという自作のツールを使っていたのですが、よりメンテナンスしやすいように書き直す必要を感じました。そこで書き直しているのがAnshitsuというわけです。
で、Darkroomの時からtosakaモードという「トライXを4号か5号で焼いた」ような写真に変換する機能があるのですが、これはAnshitsuにも実装予定です。
さて、ここでDarkroomでレタッチした写真を紹介します。
京急800形の写真
上が元写真、下がDarkroomによるレタッチ結果です。
最後に
【2nd Roll】カメクラが沼へ誘う Advent Calendar 2021ですが、明日はaika0156さんが執筆するようです。中判フィルムのこととあり、楽しみにしております。
2021-12-21 追記
Python(3.8以上)をインストールした上で次のコマンドを実行してください。
pip install anshitsu
そうすると、コマンドラインからAnshitsuを使えるようになります。