発達障がいの診断を受けた前後のmixi日記を読み返してみる
はじめに
この記事は mixi日記からの転載 に一部加筆修正を加えたものです。
本文
正式な就職の前ですが、改めて診断を受けた2007年8月前後のmixi日記を読み返してみることにします。
まあ、こんな過去がありました、ってことで。
なお、コメントは省略します。
どうしたらいいの?
本当は辛いんだ。
僕は人とのコミュニケーションをとるのが上手ではない。
というか、どうやって、コミニケーションをとったらいいのかわからない。
どうしていいのか、わからなくなる時もあるし、
パニックになって、挙げ句の果てに髪の毛を剃ったり、
抜いてしまったことがある。迷惑をかけることもしばしば。
というか、迷惑かけすぎ。でも、本当にどうやったら人とのつきあいがうまくいくのかわからない。
その度にパニックになってしまう。辛い、辛い。もう、生きているのがいやになる位。
しかし、世の中には、うまく人づきあいができない、
いや、普通に人づきあいをするのにハンデがある人がいる、
ということを聞いた。そして、僕も、その中の一人かもしれないと言うことを……
普通に人づきあいをしようとしても、できない。これをどうしようもないことだって割り切りたくもない。
だからといって、どうやって直していったらいいのかもわからない。どうしたらいいんだろう……
どうしよう……
なんで、言っていいことと悪いことの区別が付かないんだろう……
何度も何度も失敗するたび、ダメ人間って思ってしまうよ。こんな人間としてうまれなきゃよかった。
居場所がない
職場にない。
オフタイムにもない。
だれもいない。三途の川の向こうにも
居場所がない。どこへ行けばいいの?
PDDだったらしい
というわけでCOしておく。
主治医の先生の判断では、どうやら俺は
PDD(広汎性発達障害)らしい。
ぶっちゃけIQは総合で129だった(WAIS-IIIによる)が、先生曰く、「スポーツカーのエンジンを普通の5ナンバー車に積んだ感じ」
とのことで、どうも頭の中のバランスがうまくいっていない状態らしい。その結果、妙なこだわりがあったり、空気が読みづらかったりするみたいだ。
これは障害だから、なんとか折りあっていくしかない訳だが、ソーシャルスキルとかコミニケーションスキルとかいう「何か」は訓練で補えるとのこと。
まあ、やれるだけやってみるさ。
去年の夏1の剃髪事件を思い出す。
去年の夏だっただろうか。
僕がちょっとした事でパニックになって、体中に落書きした挙句
頭の毛を剃ってしまった事件があった。何があったのかは正直言わないが、少なくともショックだった。
で、自棄酒して体中に"BAKA"とか落書きをした挙句、
外へ出て行こうとしたところで気付いて風呂場に駆け戻り、
気が付いたら髪の毛を半分とすね毛などを剃ってしまっていた。
ここで、少なくとも自分はだめだとか、自分はバカだとか
少なくとも自己否定していたのは確かだったと思う。去年の8月8日にこの写真2と、
何があったのかは覚えていない。
あるのはこのようなクレイジーな髪型にしてしまったという事実のみだ。という文章だけ日記に掲載したが、
驚いたのはそこからだ。8月15日にとある知り合いから急に電話が掛かってきたのだ。
少なくとも、とても心配しているようだった。
あわてて日記を見てみたらなんと大量のコメントが。
どうやらvipper3にかぎつけられていたらしい。
それで、僕の無残な顔を見てしまったのだろう。すくなくとも、僕には心配の電話をかけてくれたことがうれしかった。
だって、自分はどうしようもない、だめな奴だって思っていたから。
心配してくれる人がいる、ということはすごい幸せなことだと思う。今回へこんだときも、とある知り合いがわざわざ電話をかけてくれたが、
そのときと同じように、うれしさのあまり泣いてしまった。傷つける人もいれば、癒してくれる人もいる。
支えてくれる人が常にいるとは限らない。
そんな、癒し、支えてくれる人に最大限感謝したい。これまで支えてくれて、ありがとう。
p.s. 髪を剃るというショッキングな出来事があったからこそ、
ブリトニーには同情できたような気がする。
男性の僕ならまだしも、女性である彼女が髪を剃るなんて
とってもつらいことがあった、って思うから。
本文の最後に
まあ、こんなことがありましたが、これからは心機一転頑張りたいと思います。
なお、髪を剃ってしまった事件は2006年の夏です。
おわりに
と、診断を受けた前後のmixi日記を発掘してみましたが、診断前後の日記に中学時代の同級生の励ましの言葉があり、それに私は救われた感じがします。
思えば、mixi日記にはいろいろ痛いことも書いてしまいましたが、昔を振り返りつつよい方向に進めたら何よりです。
これからも、よろしくお願いします。