Crusader Kings IIをやろう!
はじめに
この記事はプログラマーにオススメしたいゲーム紹介 Advent Calendar 2018の12月25日分の記事になります。
パラドゲーはいかがですか?
私の一押しのゲームは、戦略ゲームとしてはおなじみスウェーデンのParadox Interactive社(以下パラド社)が出しているCrusader Kings IIというゲームです。
プレイヤーは中世の封建貴族になって領土を拡大したり領地経営をしたり十字軍をやったり嫁を寝取ったりできるゲームです。
最後の一つが不穏だって?ま、気にしなーい!
パラド社のゲームというと硬派なEuropa Universarisシリーズとか、架空戦記界隈でおなじみなHearts of Ironシリーズとか、最近は宇宙に飛び出したStellarisとかありますが、私は前近代が好きなのでCrusader Kings IIが大好きです。
世界
このゲームは今の中華人民共和国の新疆ウイグル自治区やチベットさらにはインド以西の旧大陸が舞台となります。
なお、マップ内からモンゴル帝国やトルコ系の英雄たち、マップ外から中国となぜかアステカ(DLCを入れた場合)がやってきます。
中国は平和裏に外交したり交易したりでき、場合によってはお嫁さんまでくれることがあるのですが、モンゴルとアステカは完全に侵略する気まんまんでやってきます。しかも大群でやってくる上にかなり強いです。
ゲーム中盤〜終盤でモンゴルやアステカといかに戦うかが大変になるかもしれません。
ゲーム的には1453年までなのですが、Europa Universaris 4にコンバートしてナポレオンの時代まで、さらにはVictoria 2やHearts of Iron 4にコンバートして20世紀まで続ける事もできるらしいです。
もっともやったことはありませんが。
中世封建社会を表した人間関係
まあ、この時代を題材とするゲームだとコーエーの蒼き狼と白き牝鹿シリーズがあるわけですが、あちらの主役はモンゴル帝国なわけで、こちらの主役はヨーロッパの騎士たちで、ゲームシステムもヨーロッパを主眼に作られています。
何せ、結婚ができ、ちゃんと子どもも生まれる仕組みになっています。
なお、浮気もできますが、相手も浮気をする可能性があるわけで、ジョチがしゃれにならない事態1になることもあります。
宗教の存在
なお、このゲームには十字軍ゲームであるがゆえ、宗教が大きな意味を持っています。
このゲームに登場する宗教はキリスト教とイスラームだけではなく、インドの宗教(仏教含む)や道教、ゾロアスター教やマニ教、さらには諸民族の古い多神教まで登場し、うまくやれば多神教は改革してより強くすることができ、世界征服も狙えるぐらい強くなります。
一方キリスト教もカトリックがやたら十字軍起こしますし、イスラームもジハードを起こしてきます。
正教はこのゲームでは弱いですが、Europa Universaris 4にコンバートするとかなり強くなるらしいです。
仏教がちょっとインドっぽいところが残念かもしれません。道教に道士の服装もないですし。
Modが作れるぞ!
なお、このゲームはModをいろいろ作ることも可能で、それで世界を広げることも可能なようです。
このゲームは公式には日本語表示はありませんが、日本語訳をしているコミュニティもあったりします。
さらには、日本史をこのゲームでやろうというModもあったりします。
最後に
なお、このゲーム、DLCの数がかなり多いです。
すべてそろえるのは大変ですが、そろえた暁にはいろいろできます。
もしよければ、挑戦してみてください。
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ジョチには寝取られによって生まれた子どもであるという出生の疑惑があります。なお、このゲームではジョチはちゃんとチンギス・ハンの息子として扱われているのでご安心を。 ↩